2014年08月24日
納棺
翌日、実家に行くと納棺師の方が
祖父の顔を綺麗にした後、遺族・親族が
祖父の腕や足を洗浄綿で拭きました。
納棺師の方が一つ一つ説明しながら、
祖父に旅立ち衣装を着せて行き
綿を使って袴を着ているかの様に見事な
旅立ち衣装になりました。
遺族・親族から素晴らしいと感心する
声が聞こえ私自身も感心して見とれていました。
「霊柩車がお迎えに参りました」
棺の蓋を閉めて親族が棺を霊柩車に乗せ
祖母と両親は霊柩車に乗り、私たちは自家用車で会場へ向かいました。
会場へ着いた時…
「ここが葬儀場?」
妻から無意識に出た一言でした。
私も葬儀場って暗いイメージでしたので
会場を見た時は驚きました。
「結婚式場みたいだね」
私は妻に言いました。
親族控え室もホテルみたいに綺麗で落ち着ける空間だった事を今でも覚えている。
式場スタッフの方々にも親切丁寧に接して
頂き、私自身が思ってた葬儀のイメージが
がらりと変わっていきました。
通夜が始まるまで久し振りに集まった
親戚と色々な思い出話しなど沢山の話しが出来て私を含めその場に居た全員が
自宅に居る感覚で居る事が出来ました。
県外から来てた親戚は
「良い会場で葬儀が出来るからお祖父さんも喜んでるよ」
「千葉にも同じ施設があれば良いのに」
など、親戚から絶賛でした。
打合せから納棺、出棺そしてお通夜と
この頃、私の中である感情が生まれて来ました。
…つづく
Posted by モッサン at 15:09│Comments(0)